感想シール(5)

終戦75年企画展「アノ日、空ノ下デ君ハ何ヲ想フ」では、回廊にボードを設置しており、感想を書いたシールを貼れるようになっています。

2020年7月21日の日付で書かれた1枚をご紹介します。

「函館からプチ旅行で旭川に来ました。三浦綾子さんという方がいることを知らず、何をしていた人なのかも知らずに来館しましたが、初めて来て、展示をみて、言葉にならない何かが心にひびきました。私のような若い人たちにもぜひ来て、見てほしいと思いました。未来が平和で、幸せな世の中でありますように」

22才と書き添えられていました。若い方が、それも、三浦綾子を知らない方がお越しくださって、言葉にならない何かを感じてくださったこと、大変嬉しく思います。終戦から75年というのは、先人たちが平和を守り続けてくださった時間だということ、そしてそれゆえに、戦争体験を持つ方が少なくなり、戦争をしないためにどうするか、平和を生み守り続けるにはどうしたらよいのかということを、“勉強しなければわからない世代”が圧倒的多数になったことを意味します。三浦綾子が、平和への思いを作品にこめて世に送り出したことを、私たちはありがたく受け止めたいと思うのです。記録や資料、体験談から学んでいくこととは別に、物語として描かれた世界に入り込むことで、また違った追体験ができるように思います。それが文学の良さですよね。ぜひ、いろんなことを知り、考え、平和を生み出す担い手の一人として歩まれることを切に願っています。

終戦75年企画展「アノ日、空ノ下デ君ハ何ヲ想フ」

おトクな入館券

三浦綾子『銃口』文庫本

三浦綾子『青い棘』文庫本

企画展 記念ブックジャケット

小冊子『アノ日、空ノ下デ君ハ何ヲ想フ』

田中綾『非国民文学論』単行本

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